血と報復の掟
He Who Chases After the Wind/捕風漢子
- 1988
- 香港
- director
- 賴建國(アルバート・ライ)
- cast
- アレックス・マン、エリザベス・リー、チャウ・シンチー、キャリー・ン、シン・フイオン
- story
- ガオ刑事(アレックス・マン)は、2人組の強盗が屋敷に侵入する現場を目撃。激しい銃撃戦の末に1人を射殺するが、あえなくもう1人を捕り逃がしてしまう。その屋敷の婦人オリビア(エリザベス・リー)の日記を手にしたガオは次第に彼女に惹かれていく。
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オープニングタイトルに「英雄熱涙」って出ますが、それは台湾版でビデオ化されたタイトル。実質的なデビュー作品はダニー・リー主演の「霹靂先風」ですが、この作品はシンチーの初の劇場公開作品です
主人公ガオ刑事演じるアレックス・マンの優男っぷりが堪能できる一作。
我らがシンチーは、ガオの部下でルームメイトって設定。初期の作品にも関わらず、結構な役どころで出番が多いです。んでもって、この当時シンチーは26歳くらいですが十代にしか見えない
兄貴分のガオ(アレックス・マン)の恋を成就させるためコメディっぽい演技をするけど、普通のあんちゃんって印象。
んで、その主人公である兄貴分ガオ(アレックス・マン)はですね。。。なんと言いましょうか、ストーカー??いや、怖いって!!まぁ惚れた女オリビア(エリザベス・リー)の日記を勝手に読んじゃったりなんかしちゃうわけですよ。。。
まぁいいんです若き日のシンチーが拝めるんですから・・・と言いたい所ですが、んもう、ツッコミ所も満載。※詳しいレビューはcine_rabb blogのページを見てね
この映画のシンチーのラストは「ひぃぃ-----!!!!」ってなる殺されかたなんですよねぇ。ワンパターンな流れではありますた。ガオに恨みを持つ強盗(シン・フイオン)に、とばっちりで殺されてしまう悲しい役ですた。
ワイルド・ヒーローズ暗黒街の狼たち
Just Heroes/義膽羣英
- 1989
- 香港
- director
- ジョン・ウー&ウー・マ
- cast
- チャウ・シンチー、ジョン・チャン、ダニー・リー、チェン・カンタイ、ジェームス・ウォン、ウー・マ、ティ・ロン、トン・ピョウ
- story
- 土地の名士、ソウが何者かによって暗殺。彼の跡目は3人の男の中から選ばれることに。野心家で粗暴なタイ(チャン・カンタイ)、才覚に長けたシュウ(ダニー・リー)、正義感が人一倍強く堅気の道を歩み始めていたワイ(ジョン・チャン)。ソウの遺言を託された弁護士のウォンは、二転三転の末、シュウを跡目にすることを宣言。野心家のタイは、表向きはシュウを祝福するのだが…
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この作品は60、70年代に活躍した、ジョン・ウーの師匠でもある張徹(チャン・チェ)監督の活動40周年を記念するため作られた作品
主役はダニー・リー、ジョン・チャン、チェン・カンタイ。その他にも60、70年代に活躍した役者さんが多数出演。当時の主役達は今観ても素敵。その中に若き日のシンチーがシリアスな役を熱演しています。でも、シンチーはあくまで脇役。でも重要な役どころで、出番が結構あります。
チェン・カンタイ演じる兄貴分タイを慕う熱い男を熱演。でも、その兄貴分タイを信じるあまり、最後は痛々しいくらいの最後を迎える
この頃はまだ、シリアスな作品が多くて悲しい最後が多い。でも印象に残る役が多くて、この頃からスターの片鱗はあったのだろう。当時、張徹監督もシンチーをかなり気に入っていんだそうです
若い頃のシンチーが熱血な男をシリアスに演じていて今となっては貴重。一見の価値あり
サンダー・ドラゴン
THUNDER COPS 2/雌雄雙辣(流氓差婆)
- 1989
- 香港
- director
- ジェフ・ラウ
- cast
- チャウ・シンチー、サンドラ・ン、ジェフ・ラウ、フォン・ゴン
- story
- 麻薬王・パンサー(フォン・ゴン)に父を殺された女刑事・ラム(サンドラ・ン)は、パンサー逮捕に心血を注いでいた。ある日、麻薬中毒で情報屋のチャン(アン・ブリッジウォーター)からパンサーとセブン(シン・フイオン)という男が取引をすると聞き出したラムは、その現場に現れるがサムの行きすぎた行動が裏目に出て二人を取り逃がしてしまう。そこでサムはセブンの弟イン(チャウ・シンチー)に目をつけセブンの潜伏先を聞き出そうとするが・・・
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主人公は女刑事ラムを演じた呉君如(サンドラ・ン)が主役。 シンチー登場は52分後くらいにやっと出てきます。
物語はサンドラ姐さん扮する女刑事が父親を殺され、麻薬王パンサーに復讐する話なので内容的にはシリアス路線。しかし、シンチーが登場すると雰囲気がちょっと明るくなり今まで続いていた緊張感が一気に解れます。シンチーは明るい役。そんなシンチーとサンドラ姐さんの恋がほんのりと映し出されていますた。
そして、シンチーが可愛らしい!サンドラ姐さんとマジ喧嘩したと思えば急にキスしてきたりで雰囲気は年下子犬路線。でも、シンチーとシン・フイオンが兄弟役ってのにムリが・・・
原題は『雌雄雙辣』といいますが、これは改編版。 その前は『流氓差婆』といって、シンチーが人気が出た後、一部改編して現在のタイトルになったそうな。
それと、昔みた香港版VCDではバッドエンドで終わるんですが、日本版DVDはハッピーエンドで終わる。ハッピーエンドというよりは中途半端なラスト。星爺迷としてはバッドエンドはキツいけど、そのほうが話が成立してよかったなぁと思いますた
ドラゴンファイト
DRAGON FIGHT/龍在天涯
- 1989
- 香港
- director
- ビリー・タン
- cast
- チャウ・シンチー、リー・リンチェイ、ニナ・リー、ディック・ウェイ
- story
- 中国武術団の団員であるラップ(ジェット・リー)はアメリカで殺人事件の犯人にされてしまう。そんな危機一髪の状況で、ラップはヤウ(チャウ・シンチー)という名の青年に助けられ、アメリカで暮らしていくことになり・・・
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リー・リンチェイ(ジェット・リー)&シンチー共演。しかもリンチェイ現夫人ニナ・リーも出ております。わしにとってはなんてオイシイの!って組み合わせなんですが、内容はイマイチ・・・ラストもよう解らん・・・
でも、リンチェイのアクションはさすが!と唸ります。ディック・ウェイとのバトルはキレがあって、堪能できます。
で、シンチーはリンチェイに憧れる青年の役。ふたりが楽しそうに笑いあう所や屋上で語り合うシーンはいいもんだ。でも、シンチーの最後は悲しい事に・・・(ホント、よく死ぬよねこの頃)
内容はシリアスな映画だしコメディキングと呼ばれる以前の作品なので、いつものシンチーテイストは見れないものの、若き日のリンチェイ&シンチーが拝めるってことで内容はどうであれ、わしにとってはお宝もんの一本
マイ・ヒーロー
My Hero 一本漫畫闖天涯
- 1990
- 香港
- director
- レオン・カーヤン
- cast
- チャウ・シンチー、ウィルソン・ラム、シン・フイオン、アン・ブリッジウォーター
- story
- クラブのボーイとして働くシン(チャウ・シンチー)は漫画が大好き。ある日、シンが働く店でヤクザ同士の抗争事件があり、親分を助けたことから、シンはその組で働くことに。その組には、シンが憧れる漫画のヒーローがそのまま飛び出してきたような男・ジュン(ウィルソン・ラム)がいた。ジュンを慕うシンは、ジュンと親しくなり、一緒に仕事をするようになるのだが…
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シンチーはウィルソン・ラム演じるジュンの弟分という役割 ヘタレな弟分でムードメーカーのような存在
物語が進むにつれシリアス路線。っていうか、シリアスもんにムリヤリ笑いを取り入れた感があります。しかも話の展開が強引。行き当たりばったりな印象
ラストの終わり方もヘッポコ過ぎてシンチーが出ていなかったら、たぶん途中で眠っていたと思う。っつか一瞬寝た。
ん、でもシンチー、ウィルソン・ラム、シン・フイオンの3人の友情はなかなかジーンとくるものがあった。それぞれのキャラはよかったので脚本がしっかりしていれば・・・なんて思ってしまう。
超アブない激辛刑事カリー&ペッパー
CURRY & PEPPER/[口加][口厘]辣椒
- 1990
- 香港
- director
- ブラッキー・コー
- cast
- ジャッキー・チュン、アン・ブリッジウォーター、バリー・ウォン(黄炳耀)、エリック・ツァン、ブラッキー・コー
- story
- 女好きのお調子者ペッパー(チャウ・シンチー)と真面目なカリー(ジャッキー・チュン)は腕利きの刑事コンビ。ある日、警察の密着レポートを撮るためにやってきたテレビ局の美人記者・ロー(アン・ブリッジウォーター)に2人は一目惚れ。いいところを見せようと武器密輸の現場に潜入したが、犯人を取り逃がした挙句2人は武器商人の雇ったスゴ腕の殺し屋に命を狙われるハメに
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星爺&學友コンビの刑事もの。二人とも若い!そして可愛い!この二人が共演って今になっては貴重じゃわい。
一応コメディタッチで描きつつ王道といっちゃあ王道な展開。結構クスっと笑える場面が所々あって、友情あり、恋愛あり、シリアスなシーンもあり。星爺も今のような星爺スタイルとは違いちょい控えめ。それでも十分クセ者
二人がエリック・ツァンにビンタをするところが結構笑える。で、そのエリック・ツァンがエラい事になり物語は急展開。結構エリック・ツァンがオイシイ所を持っていきます。
そして、これでもか!っていうほど起きあがる殺し屋ブラッキー・コーが怖すぎ。ラストのシンチー&學友は痛そうですた…
ゴッド・ギャンブラー賭聖外伝
All for the Winner/[賭聖
- 1990
- 香港
- director
- ジェフ・ラウ
- cast
- ン・マンタ、チョン・マン、サンドラ・ン、ユン・ケイ、チョン・プイ
- story
- 香港のとあるアパートで3日3晩麻雀三昧の男、タット(ン・マンタ)は毎日博打三昧だが、博才が無く“うだつ”があがらない。だがある日、広東から訪ねて来た甥のシン(チャウ・シンチー)によって少しづつ人生が変わり始める。シンの生まれ持った超能力を利用してカジノで一獲千金を企むが…
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星爺の大出世作!「ゴッド・ギャンブラー」と数あるなかで、これはジェフ・ラウ監督もの。本家、王晶監督の「賭神」を超え、大ヒットした作品
冒頭のインターホンで「I LOVE YOU」でウケ、ン・マンタとの漫才のような掛け合い。サンドラ姐さんの脇の下と会話するシン(星爺)に 大爆笑。っていうかアホすぎ(笑)
ギャンブルは超能力とイカサマで通すので、まともなギャンブルシーンはほぼナシ
笑いあり、アクションあり、イカサマ大あり!のパワーを感じる傑作。 見所は?と聞かれれば「全部」って答えます、わし
ん、でもってシンチーのブルース・リーのようなアクションとチョン・マンのアクションもメチャクチャ格好イイのでそれも必見!
ゴッド・ギャンブラー2/賭侠
GOD OF GAMBLERS 2/賭侠
- 1990
- 香港
- director
- 王晶(ウォン・ジン)
- cast
- チャウ・シンチー、アンディ・ラウ、ン・マンタ、チョン・マン、チン・トン、チャールズ・ヒョン
- story
- 賭神シン(チョウ・ユンファ)の元で修行し、ラスベガスで成功を納めたナイフ(アンディ・ラウ)は香港へ戻り「賭侠」と呼ばれるようになる。そんなとき、金儲けの為に賭神コウに近づきたい為、弟子志願する青年シン(チャウ・シンチー)が叔父のダッ(ン・マンタ)と共にナイフの元に現れ…
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アンディ主役の『賭侠』本家『賭神』をジャフ・ラウ監督に『賭聖外伝』でパクられ、本作でパクり返すという王晶に脱帽。さすがだね香港映画界
前作『賭神』ではチンピラ風情だったアンディも出世して貫禄のある”賭侠“に。アンディ&シンチーというオイシイ組み合わせは必見
シンチーは金儲けのためにアンディに近づき…で、てんやわんやなお話。アンディ主役ですが、ここでもシンチーは自由そうに楽しんでます。相変わらずン・マンタとの掛け合いもサイコー。
シリーズ最初の主人公である都神シン(チョウ・ユンファ)はカメオ出演ってのが寂しい
トリック大作戦
TRICKY BRAINS/整蠱專家
- 1991
- 香港
- director
- 王晶(ウォン・ジン)
- cast
- チャウ・シンチー、アンディ・ラウ、ン・マンタ、ロザムンド・クワン、チンミー・ヤウ、レイ・チーホン
- story
- プロのペテン師・ジングー(チャウ・シンチー)は、依頼を受けた相手にとことん嫌がらせをして金を得ていた。ある日、冴えない会社員マンキッ(アンディ・ラウ)と社長令嬢のロッイ(ロザムンド・クワン)の仲を引き裂く依頼を受けるが…。
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シンチーはペテン師役とか小ずるい役って上手いよね。そういうキャラ設定だけどちょっと情にもろかったりするのがいいんです。そんなペテン師シンチーとノリノリのアンディとン・マンタ親子が楽しい。
京劇ごっこして遊んだり、レオタード姿だったり、ディスコで踊ったりホント楽しいそう。また、アンディ&ン・マンタがシンチーの誕生日を祝うシーンがホロリとくるんだよねぇ・・・シンチーのあの泣きそうな顔がとってもよかった。
ヒロインはロザムンド・クワンとチンミー・ヤウ。ロザはとっても綺麗でお嬢様な雰囲気だけど、キャラクターはチンミー・ヤウのほうがキュートで元気があるように思う。
ラストのチン・トンとのバトルは目が点になるほどのくだらなさ。シンチーはあのバトルの自分自身の演技が不満だったらしいが、わしはあのくだらなさが大好きです。そして、アンディは軽快なアクションを見せてくれて格好イイ。黒フチ眼鏡はちょっと鈍くさそうだけど。
ン・マンタの女装もすんごく衝撃的。そしてシンチー&アンディのキスシーンがいつまでも頭に残りそうですた
新精武門1991
FIST OF FURY 1991/1991新精武門
- 1991
- 香港
- director
- ツォ・チャンシン
- cast
- チャウ・シンチー、ケニー・ビー、チョン・マン、ワン・ヨンミン、シン・フイオン、ユン・ケイ
- story
- 田舎から出てきたラウの取柄は、右手が強いということだけだった。そんな彼が、ラウの荷物を盗もうとしたシウサーの住まいに逆に転がり込み、賞金欲しさに自由格闘技大会での優勝を目指すことに。大会出場のためには道場に入門しなくてはならず、弟子に入った先で姉弟子に恋をしてしまう。しかし、濡れ衣を着せられて道場を破門になり…。
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田舎から出てきたラウの取柄は、右手が強いということだけだった。そんな彼が、ラウの荷物を盗もうとしたシウサーの住まいに逆に転がり込み、賞金欲しさに自由格闘技大会での優勝を目指すことに。大会出場のためには道場に入門しなくてはならず、弟子に入った先で姉弟子に恋をしてしまう。しかし、濡れ衣を着せられて道場を破門になり…。
タイトルを観るとブルース・リーの『精武門(ドラゴン怒りの鉄拳)』を想像しそうですが、一部分パロっているくらい。
冒頭の『賭聖』のセルフパロディが笑える。阿Bに騙されて売春宿に連れて行かれ、笛を吹くチンにウケますた。 阿Bがとにかくホント面白くて、小ずるくて、そしていい奴。キャラ的には星爺より阿Bのキャラがお気に入りですた。
んがっ!冒頭で阿Bとシンチーの痰の飛ばしあいが汚すぎる・・・どんなにゲロに慣れたわしですら、あの場面だけはいつも早送りしてしまうんだよなぁ。そこは見ないほうがいいかも
でも楽しい場面が盛りだくさん。中盤以降に出てくる4人の師父達も必見!もう無理やりシンチーを弟子にするわ、卑怯な手を教えるわで、銀行強盗のシーンがツボ。
そして、世界格闘技大会のシーンはかなり大興奮!チンと師匠フォ(ユン・ケイ)の熱き師弟関係が描かれていまっせ。アクションも◎
ファイト・バック・トゥ・スクール
FIGHT BACK TO SCHOOL/逃學威龍
- 1991
- 香港
- director
- ゴードン・チャン
- cast
- チャウ・シンチー、ン・マンタ、チョン・マン、ロイ・チョン
- story
- 特殊部隊・指揮官のシンシン(チャウ・シンチー)は警察署長の盗まれた拳銃を極秘に取り戻すため、高校生と偽り潜入捜査を命じられるが・・
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『ファイト・バック・トゥ・スクール』シリーズ第一弾。たぶんこのシリーズで一番勢いがある作品。
星爺が高校生として潜入するって設定。この当時、星爺28歳なのよね・・・多少ムリあるやろーっとツッコむ事間違いないですが、可愛いので許す。
ン・マンタとのコンビも面白いが、この作品は学校の同級生シウグワイを演じたウォン・ヤッサンとのコンビが面白い。そのウォン・ヤッサンがおばあちゃんに、はたかれるシーンは妙にツボですた。
あっ!ちなみに我らがロイ兄さんも敵役で出演中!わし的には2度オイシイ作品
あと、所長役のバリー・ウォン(脚本家のほう)が活躍しそうで活躍しない所もかなり笑える
んでもって、星爺のアクションもちょこっとあって、そこがまた格好よかった
チョン・マンは教師役。っていうか、メガネをかけたチョン・マンはかなりエロい。。。
ゴッド・ギャンブラー3
GOD OF GAMBLERS3/賭侠Ⅱ之上海灘賭聖
- 1992
- 香港
- director
- 王晶(ウォン・ジン)
- cast
- チャウ・シンチー、コン・リー、チャールズ・ヒョン、サンドラ・ン、ン・マンタ、チン・トン、ロン・フォン、ウォン・ワンシー、レイ・ロイ
- story
- "賭神"の元で修行した賭聖こと"星"は超能力者達と対決したはずみで「上海グランド」の世界にタイムスリップしてしまう・・・。
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もう、ここまでくるとギャンブルシーンは超能力のみ・・・ しかも1930年代にタイムスリップしています。
ミュージカルシーンあり、『賭神』のパロディがありと、ちょっぴり切ないラストありと幕の内弁当のようにいろんな要素がてんこもり。仇役に女スパイ川島芳子まで出てきます。
窮地に立たされたシンチーとバリー・ウォン(脚本家)との電話のやりとりが妙に面白かったなぁ。あとオネエの様なン・マンタも最高ですた。
ヒロインは香港版ではコン・リー(しかも双子役)ですが台湾版では当時大陸の女優は出演できない事情があったのねで別の台湾女優がヒロイン役。そこのちょっとした違いを楽しむのもなかなかよいかも。
で、クライマックスのギャンブル対決はどんでん返しな展開と敵だったはずの大軍(チン・トン)が大活躍。そして指輪の伏線の張り方にもうなる一本
ハッピー・ブラザー
All's Well. End's Well/家有[喜喜]事
- 1992
- 香港
- director
- 高志森(クリントン・コー)
- cast
- レスリー・チャン/テレサ・モウ/レスリー・チャン/テレサ・モウ/マギー・チャン/サンドラ・ン/レイモンド・ウォン
- story
- シュン家には、長男で結婚していながら愛人のいるムン(レイモンド・ウォン)、おかまっぽい次男ソウ(レスリー・チャン)、ラジオの人気DJでプレイボーイの三男フン(チャウ・シンチー)が両親と平和に暮らしていた。ある日、ムンが酔っぱらって愛人を家に連れ込んだことから、ムンの妻(サンドラ・ン)が家出。ソウは、家を訪れた年の若いおば、ション(テレサ・モウ)と喧嘩ばかり。フンは映画好きの美女ホー(マギー・チャン)と恋に落ちるが…。
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かなり楽しい、正月映画。出てくるキャラが皆個性的で、ホント楽しい。展開よし、笑い多し、兄弟愛が見れるラストありでハッピーになれる映画。
オカマなレスリーとおっさんのようなテレサ・モウの掛け合いは絶品。っていうか、レスリーの仕草とか、実際にいるオネエを見ているようで凄い上手いし何かかわいい。シンチーもいいけど、個人的にこのレスリーが大好きだ~!
サンドラ姐が垢抜けない妻から変身する所など話の起伏があって面白い。
星爺はプレイボーイの役。飄々としてるイメージの男だったが、途中で頭を打って入院した展開からかなり笑えます。「おんな~ひっさつ~しおきに~ん」がツボだったわい。尿瓶を追いかけるシンチーのおばちゃんキャラもサイコー!!それに対応するマギーもかなり面白い。二人ともアホ過ぎてお腹よじれそうだった・・・
で、その3兄弟の両親もかなりの天然。夫婦ふたり揃って大ボケかます姿がたまらん。サンドラ姐がテレサ・モウに欲求不満のツボ押しされた後に「嫁にやったやつを私にも」て言ったおかんにウケた。あと、テレビの前に置いた水槽をずっと見ていた所とかなにげに面白かったりする。
ファイト・バック・トゥ・スクール2
Fight Back to school Ⅱ/逃學威龍2
- 1992
- 香港
- director
- (ゴードン・チャン)
- cast
- ン・マンタ/チョン・マン/アテナ・チュウ/デニー・イップ
- story
- 潜入操作で、見事武器密輸事件を解決した、シンシン(チャウ・シンチー)だったが、冗談で言った希望のせいで交通課へ異動するはめに。ある日、香港のインターナショナルスクールがテロに狙われていると情報が入り、仕事が面白くないシンシンはインターナショナルスクールに潜入するが・・・
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「ファイト・バック・トゥ・スクール」の続編。舞台は高校から大学へと変わります。 ヒロインはチョン・マンともう一人アテナ・チュウが登場。このアテナ・チュウがめちゃくちゃ可愛いんだよね。
でも第一作目に比べると、悲しいかな・・・イキオイが無い。ハッキリ言って途中までかなり中だるみします。 でも、ここでも出てくるシウグワイ(ウォン・ヤッサン)とアテナ・チュウの姉役のやりとりはウケますた。それ以外はあまり印象が残らない・・・
なので、見所は何と言ってもラストの銃撃戦。この銃撃戦のシーンはかなり盛り上がる、それまでのウダウダ進んでいった流れは一体なんだったの?と思うぐらいの勢いですた。
チャウ・シンチーの熱血弁護士
Justice my Foot!/審死官
- 1992
- 香港
- director
- (ジョニー・トー)
- cast
- アニタ・ムイ/ン・マンタ/キャリー・ン/ウォン・ヤッフェイ/エディー・コー/チョン・プイ
- story
- 時は清朝時代。雄弁で腕のたつ状師の宋世傑は、武術に長ける妻と仲むつまじく暮らしていた。しかし、正義よりも金を取る彼の仕事ぶりに天罰が下っているのか、2人がこれまで授かった11人の子供は、全員生まれてすぐに死んでしまっていた。そして、12人目の子を失った時に、世傑は状師を辞めることを決意する。それ以来、彼は妻と2人で茶屋を営んで暮らしていた。そんなある日、彼らの茶屋に殺人の濡れ衣を着せられた楊秀珍夫人がやってくる。不憫に思った妻に懇願され、世傑は楊夫人の弁護を引き受けるのだが…。
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星爺&アニタ姐が夫婦を演じる、法廷もの。 アニタは武術に長ける強い奥さん。シンチーはどちらかというと武術はダメだが頭がキレ、アニタ姐に尻に敷かれているダンナさん。ってカンジだが、このふたりのやりとりが凄く楽しそう。夫婦喧嘩にしても、観ていて仲良しな雰囲気がある。それと、お互いの欠点をお互いの得意な所で補える夫婦像が描かれている所がさらによかった。
そしてアニタ姐のアクションシーンは格好良くて見せ場も多いので、そこも楽しめる要因でしょう。 でも内容は法廷ものなので、見所はシンチーの早口で捲したてる弁護シーン。
テンポがよくて、これぞ星爺コメディの面白さが窺える